機械第一主義?

忙しい顧客第一主義はサービス業などで、製造業などでは品質第一主義を謳う企業や団体っていっぱいありますね。でも「機械第一主義」などという言葉を聞くこなんてまずありません。念のために先ほどGoogleで検索してもやはり適切なものはヒットしませんでした。
しかし、現役時代から現在まで、ご支援先の団体にはIT知識をお持ちか否かに関わらず「何しろコンピュータ」と考える方が時におられます。もちろん、「何しろITに弱いので」とか「今までこれでやっているので」と意見を聞いて頂けないケースも、もっとよく出会うケースでしたが、この場合多くは自組織内の仲間から、「やってみましょう!お任せを」という声掛けで解決することが多いように思っています。
私は、前者の方々をキツメの言葉ですが「マシンの奴隷」とか「機械第一主義」とか言ったりしていますが、そうした方の説得は殆どの場合、私自身が「理論的に」ご説明することとなります。その際のキホンは、営利企業であれNPOであれ、IT処理導入や改善は何よりコストダウンが目的と考えています。もちろん品質向上も同時に実現出来ればそれにこしたことはありません。
ただ、モノつくりにも共通しますが、「過剰に品質を求めるとコストアップとなる」ことは事務処理でもよくあることです。ひたすらIT好きな方に対して、こうした事務の品質や経営への影響といった視点を組み入れて「理論的に」ご説明するってナカナカに大変です。でもその際、自組織内の仲間からの一声で「新たな解決策が生み出される」なんてことも、またよくあることです。「ITに弱いので」という声は「自組織の業務には精通しているけど」の裏返しかもしれません。あなたの団体も元は機械第一主義ではなかったハズ。
今の業務が機械に振り回されていると感じておられるなら、何で毎日こんなに忙しいのか疑問に思っておられるなら….
ご一緒に改善を検討してみませんか?