用語に慣れる

オブジェクトリファレンスその昔、Excelを知った頃は「セル」が判りませんでした。そしてネットが普及しだした90年後半に出会う「検索」という難しい日本語が、今日ここまで一般化するとは思いもよりませんでした。
なので、様々なシステムで使われている用語も、ある程度の頻度で使って慣れるまでは若干の辛抱が必要です。Salesforceの使いこなしで最初に覚えなければならない用語としては、「オブジェクト」「項目」「ID」の3つだと考えています。
Salesforceは表形式で表しやすいので、この3つをExcelに例えると、
オブジェクト:シート
項目:列名
ID:行番号
となります。
超入門講座で学んだ「取引先責任者」や「取引先」「ToDo」などが、表=オブジェクトにあたります。そして、姓名・電話などが項目に、林や鈴木など個々のデータには一意のIDがつけられています。では、林の団体名など、超入門③で学んだ紐付けはどうでしょう?答えは、オブジェクトとIDから名前を取り出しているだけ。この3つをキチンと習得するだけで、データベースの基本構造理解は出来たも同然です。
ただ、Salesforceは多くの企業で使われている顧客管理オブジェクトを最初から備えています。例えば「見込み客」「商談」「商品」などですが、その数はマニュアルを読む限りでは、何と500もあります。しかも、それら相互の紐付けまで綿密に用意されています。例えるなら、500シートもある巨大なExcelシートみたいなものです。これをうまく使いこなすことで、企業では販売管理に要する人件費を大幅にカットすると共に、売上向上への施策を講じていっています。ちなみに使用料は18,000円/月。もし5人が使うなら、年間およそ100万円もします。あなた自身の個人利用や、非営利団体なら同様にうまく活用することで、相当な効果を「無料」で出せるかもしれません。
そのためには、導入が済んでいれば、次は用語に慣れることが二歩目になります。ここまでの用語になれたら、あなたにとって読みやすいところ・興味があるところからで良いので、この「Salesforceサクセスナレッジ」を体験して、他の用語も少しづつ身につける練習をしましょう。