メール、メッセージ、チャット等々、コミュニケーション・ツールは山ほどありますが、いざ「大事な用事」を伝える際に、お互いがそのツールに修熟していないと思わぬ誤解が生じたりします。こうした事態を避けるために、私は「Three-way Handshaking」を心がけるようにしています。
Three-way Handshakingそのものは、上記リンクで述べられている通り、システム間で通信を確立する時のきまりですが、技術的なことはともかく日常のやりとりでも応用可能な手順だと考えています。具体的には、声掛け → 応答 → 応答確認 の3段階で成り立ちます。声掛けは、相手が「その気」になっていないかもしれないので、まずは応答を待たないと何も始まりませんよね。同様に相手側としても、とりあえず応答したものの、応答に対する「OK」が来るまで相手も「気が気じゃない」かもしれないのです。
実際のやりとり例を挙げると、
「今度、こういうことをやるんだけど、X月X日 XX時に集まってくれるかな?」
という発信に対して、
受信者は、
「いいよ」とか、「どこで」、「あいにくと」等々の応答を返すとします。
さすがに、「無視」される場合は反応を返す術もありませんが、
応答を頂いた場合は、たとえ「駄目」とか「いいよ」だけの応答を頂いた方へも
「ありがとう」「また会えて嬉しいね」等々、何らかの応答確認を素早く返すことが大事だと考えています。まぁ、カチンときた時だけは、すこし時間をおいて返答せざるを得ないかもしれません。
このメッセージ交換によって、大事な約束の誤解を少しでも軽減することが出来るかもしれませんし、場合によっては相手のモチベーション・アップにまで繋げることができるかもしれません。ごく簡単なルールですが、ちょっとプロっぽく「TCP/IP通信手順の応用」と悦に入って活用しています。