電車で新聞や週刊誌を読む人は少数になったものの、多くの人がスマホとにらめっこしていますね。ゲームやSNSもそうですが、Webサイトも職場ではともかく、出先や自宅でもスマホで済ませている方は多いのではないでしょうか?
だとすると、団体でサイトを作る際も、既存のサイトをリニューアルする時も、「スマホでの見え方」は一番重要な設計ポイントになってきています。また、その後の運用を考えると一つのコンテンツでスマホでもパソコンでも読めるようにしておきたいものです。
そうした時に役立つデザイン手法の一つにレスポンシブWebデザイン (Responsive Web Design, RWD) というのがあります。画面サイズなどから「最適な見え方」を自動判定していくやり方で、中身としては千行を超えるCSS(Cascading Style Sheets)などを使って構築されます。もちろん、それらはプロが長い時間をかけて組み上げるのですが、今ではそれらを「フレームワーク(枠組み)やテーマ」として提供し、無料ブログや簡単サイト構築ツールとして利用されています。2015年に、そうした概要をご紹介しました。
さて、何となく「ウチの団体のサイトはスマホ対応していない」と感じて居られる方は、Google社が提供している「モバイル フレンドリー テスト」を試してみるのが良いかもしれません。単にアクセスしてURLを入力するだけで「今、何が問題か」をリストアップしてくれます。
また、ここ数年でほぼ行き渡ったレスポンシブWebデザインから、よりきめ細かいインターフェースを実現するアダプティブデザインという手法や、アプリの利点までも取り入れたプログレッシブWebアプリといった実装も出始めています。
数年前の記事ですが、このサイトはよくまとまって書かれています。
http://www.aiship.jp/knowhow/archives/17294
また、プログレッシブWebアプリについては、本家のこのサイトが参考になります。
https://developers.google.com/web/fundamentals/codelabs/your-first-pwapp/?hl=ja
Webサイトは団体の顔でもあります。
いたずらに流行を追い求める必要はありませんが、多くの人が使うツールで見やすく使いやすいサイトを構築したいものですね。