グループウェアって何?

Lotus Notes若い方の多くはご存知ないかもしれませんが、90年代頃にオフィス生産性の向上を目指して「グループウェア」というツールが流行しました。どんなのかと言うと、メール・カレンダー・文書保管庫等を連携して操作できるツール群です。現役社員だった私は、Lotus Notesという製品をご紹介・導入すると共に、社内ではこれを使って顧客管理ツールを開発するお手伝いもしていました。
時は過ぎて2016年。今でもグループウェアと検索すれば、Notesを含む多くの製品がヒットしますが、私が今関係している多くの団体でそれらの製品を使っておられるところはありません。ただ、機能的には同じようなものとなる、GmailなどのGoogleツールや、Salesforceを使っておられる団体では、それらに含まれるグループウェア的な機能を活用することが多々あり、私的にその部分は「90年代に逆戻り」といった感があります。
と、言うのも結局は当時と同じことを言っているんですね。
キーワードは「タイミング良く、定型化して素早く、日頃の業務で使う!」です。
誰しも、好きだったり得意だったらそういう職種に居るはず。なので、多少の偏見があるかもしれませんが、事務職員や営業部員の多くは「コンピュータは基本触りたくないモノ」なのではないでしょうか。でも、自分が簡単に出来て楽になることが実感できるものなら、拒否反応を少しは抑えて頂けるかもしれません。もちろん、入力や操作が煩雑だと触ってもらえません。なので「業務情報の流れに沿って」「タイミング良く」「極力絞り込んだ入力・出力作業」の3つを中心に考えていきます。
「必要な時に→システムから通知→無駄なく素早く作業を終える→結果を整理し次に備える」というサイクルって素敵だと思いませんか。これを実現するためには、業務に精通した人とご一緒に一つづつ「これなら出来る」というカタチを作り上げて行くことが必要です。
忙しい毎日、時間を作るのは難しいかもしれませんが、みんなで現代のグループウェアを作っていきましょう!