数字で語る

企業の営業部門で長年勤めてたので、今も何でも数値化して「右肩上がりになっていると安心する」という性分がなかなか抜けません。社会課題の解決に果敢に挑戦されている団体さんと話していても「何がどう良くなった?」とか「効率良く」とか質問した際に、時として急に会話が進まずにストレスになることもあったります。
googleその点、ITの世界は数値で語るのは大得意で話が早いです。この図は、このWebサイトのアクセス数の時間別グラフです。Google アナリティクスというツールを使うと、ちょっとした仕掛けだけでこうしたグラフが自動的に何時でも入手できます。これを応用すれば、お誘いのメールで、どのようなな呼びかけをするとヒット率が高いかなどの測定は簡単にできたりします。他には顧客管理で良く使われるsalesforceで、団体が捉えている顧客の数値なども瞬時に捉えられます。
こうしたやり方は、私はこれまで何となく普通に考えていましたが、昨年あいちコミュニティ財団主催のファンドレイジング研究会に参加し、そのレポートを書かせて頂き、夜の懇親会で出席された方々とお話しし、ようやく伝えることの重要さに気づきました。
あいちアイティ塾を始めたキッカケの一つでもある、この長浜 洋二さんの講演内容を纏めた本は今も私の愛読書の一つです。お手元にあれば再読を、無ければ購入をお勧めします。

NPOのためのマーケティング講座
長浜 洋二
学芸出版社
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