企業システムを昔からやっている人にとっては常識ですが、Webサイトでも、会計や顧客管理でも、もっと言うとパソコン1台でも、作る(構築)コストの最低でも3〜4倍のコストが運用時に必要とされています。Webサイトで、本来の目的(広報・集客など)を達成するためにはそれでも足りないかもしれません。
私自身は、そのためにこれまで絡んだシステム支援では「運用マニュアル」を作るだけでなく、それを使う実習までを一連の作業としてきました。現在、全くの新規のシステムは殆どありませんが、現行のシステムのマニュアルが無いとか、必要な情報を担当者の方がご存知無いというケースもあったりします。それらを整理し、活かす・切り捨てるものを見極めつつ開発して「新運用マニュアル」を作る大変さ。実は自分の密かな楽しみ(?)だったりします。
引き継ぎ時、ご担当者は出来上がった新システムを前に「運用マニュアル」の理解・習得に必死。そうした結果が見えている為、時に開発途上では心を鬼にして「これは無理ですね」などワザと言うこともあります。時代の最先端をいくシステムは、高度な運用を強いられたり、急激に流行りが変わったり等します。故に、出来あがったシステムは、結局どこにでもある平凡なものだったりしますが…
残念なことに、この分野では土木・建築のように、何十年も自分が作った橋などの成果を見ることまでは望めませんが、「少しでも長くお役に」というココロでご支援しています。
そんなシステム作りを次世代に伝えるため、塾を立ち上げ6月30日にキックオフを企画しました。
参加のご検討いただければ幸いです。