ウン十年前、私も受験勉強に励んだ時がありました。もちろん、行きたい学校に合格することが当面の目的でしたが、当時から好きだったギターを良い環境で弾きたいというのもネライでした。このように、目的(上達)のためには手段(学校)を、その為の目的(合格)のためには手段(勉強)をというように多段化して行動し、時々は上位の目的を思い出すことは大事な事だと考えています。
しかし、IT系の作業ではこの連鎖が長かったり複雑だったりするために、目的を思い出しにくくなって「手段の目的化」が起きることが珍しくありません。例えばイベント参加者を管理するのに、ハガキを出すために年賀状ソフト、アンケート集計に表計算ソフトを使っている時、Windowsのバージョンアップで片側が動作しなくなりその原因追求に振り回されて次のイベント開催に支障が出てしまったり、ブログを出さなければいけなかったけれど、レイアウトが上手く行かずに出すべき日時に投稿できなかったり、サポート切れソフトをなんとか使う工夫で半日過ごしたり等々…
こうした「目的」をなるべく見失わないようお勧めしたいのが「団体内外の人と話す」ことだと私は考えています。いきなり、こうした話題に持っていくのに無理がある時は、内部・外部の勉強会などを利用するのが良いかもしれません。あと、そうしたチャンスを逃さないため、普段から気づきをメモしておくこと習慣も望ましいです。一度お試しください。